各種様式の元号を修正する改正

2019年5月13日 | から管理者 | ファイル: 未分類.
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令和に入って官報を見たときに驚いたのは、号数が1号から振り直されたということです。平成は、31年4月26日の7497号で終了しました。
昭和は何号で終わったのかを調べてみましたら、昭和64年1月7日付の18559号が最後でした。平成は昭和の半分より少ない期間でしたので、もう少し平成の号数が多くてもよさそうですが、平成に入ってから完全週休2日制が導入されたことが影響しているのではないかと思われます。

さて、令和に入って最初の厚生労働省関連の改正(人事労務に関連するもの)は、各種様式の元号表記を平成から令和に改めたり、令和を選択肢に加えるという内容の省令・告示でした。

元号の表記の整理のための厚生労働省関係省令の一部を改正する省令

元号の表記の整理のための厚生労働省関係告示の一部を改正する告示

役所としてはやらなければならない仕事なのでしょうが、改正省令は400ページ以上にも及ぶ膨大なものとなっており、なかなか大変なことだなと思います。

その内容を少し見ますと、様式によって元号に付番される数字が二通りあることがわかります。明治を1として、順番に振る場合は令和は「5」となり、偶数を飛ばして奇数だけで振る場合は「9」となります。処理するシステムによって、このように変わってくるのでしょう。

次の元号の時を今から心配しても仕方ないですが、奇数のみで振るルールの方は次の元号は「11」となってしまいます(?)。
OCR処理を前提としている様式の多くは、元号の数字を記入する欄は一ケタしか用意されていないため、また頭を悩ませることになるかもしれません。
いや、その頃はすべての行政手続がすでに電子申請化を完了していて、紙の届出はなくなっているでしょうから無用な心配かもしれません。

様式は公布の日を施行日として改正されたものの、経過措置として、当然従前のものも当分の間使用することができます。


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