毎年9月といえば、厚生年金保険料率が改正される月(実際の給与計算における変更はその翌月の10月)と認識されている方も多いことかと思います。
一昨年まで毎年引き上げが行われていて、一昨年からは固定されているのですが、13年も毎年続いていたため(体で)覚えてしまっているので、何となく落ち着かない方もいらっしゃるでしょう。
厚生年金保険料率の引上げが終了し、固定されていることの確認
厚生年金保険料は18.3%で固定されていますが、このことを示す公的なWebサイトとしては下記になるでしょう。
・日本年金機構 「厚生年金保険料額表」
また、一昨年の9月の最終改正の段階で、今年が引き上げの最後の年ですよということを伝えるプレスリリースが出ていました。
・厚生労働省 「厚生年金保険料率の引上げが終了します」
今後は?
さて、いったん固定されているとはいえ、法律を改正さえすれば引き上げられるわけですが、今後の見込みはどうなっているのでしょう。
この夏に公表された「骨太の方針」など様々な計画について、小欄でも「社会保障・労働分野の様々な計画の内容」と題してシリーズで取り上げましたが、厚生年金保険料の引き上げについては言及されておらず、現時点では計画されていません。
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