緊急事態宣言が一部を除き令和3(2021)年6月20日にて解除され、一部まん延防止重点措置に移行するなどが決定されたことを受け、8月以降の雇用調整助成金がどうなるかについて、厚生労働省から発表がありました。
・厚生労働省 8月以降の雇用調整助成金の特例措置等について
内容としては、現在決定している6月末までの内容を、8月末まで継続することとするものです。緊急事態宣言は大部分で解除され、まん延防止重点措置も7月11日までの予定となっているため、8月も継続されることは意外な印象もしますが、今年に入って段階的に縮減するとされていた方向性とは変わってきているようです。
なお、厚生労働省の記載は「7月末までとしている現在の助成内容」とありますが、7月の特例措置については5月28日に「予定」として公表されたばかりで、施行にあたっては必要な厚生労働省令の改正等は行われておらず、未だ正式決定されたものではありません。
・厚生労働省 7月以降の雇用調整助成金の特例措置等について
6月21日に、下記部会が行われることが公表されていますが、この部会において、7月・8月の内容が決定され、省令改正が行われる運びとなるようです。
・厚生労働省 第151回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会
コメントは締め切りました。