平成30（2018）年10月24日に召集された第197回臨時国会は、12月10日に閉会しました。
「10連休法案」が成立
入管法改正法案の成立に隠れる形となりましたが、いわゆる「10連休法案」（天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案）も成立し、来年のゴールデンウィークがカレンダー上は10連休となることが確定しました。
なお報道では、「5月1日と10月22日を祝日とする」「5月1日と10月22日を祝日扱いとする」という2種類の表現が見受けられますが、法律上は「祝日扱いとする」が正しい表現です。細かい話ですが、詳しくお知りになりたい方は小欄の下記記事をご参照ください。
・平成30（2018）年11月26日付 「平成31（2019）年の祝・休日の確定情報はどこにあるのか」
デジタル化促進の動きについて
行政手続を原則電子申請で行うこととする「デジタルファースト法案」は、今年の夏頃の段階では、閉幕した臨時国会に提出されるという報道がありました。
・平成30（2018）年6月13日付 「デジタルファースト法案」
その後、臨時国会の開会前には「デジタルファースト法案」は来年の通常国会での提出に先送り、その前にデジタル化の理念や推進策をまとめた議員立法「デジタル化促進法案」を臨時国会に提出する方針であることが報道されましたが、結局「デジタル化促進法案」も提出されないまま閉幕されることとなりました。大企業等の電子申請義務化など個別の施策は進んでいくものと思われますが、全体のスケジュール感は当初予定されていたものよりも少しずつ遅れ気味となっています。
年明けの通常国会は今のところ1月下旬からの召集が予定されているようです。
コメントは締め切りました。